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Onda oBOOK 11 実機購入レポート

oBook11 64GB-1920-01

 

ONDAから発売された「oBOOK 11」は360度回転ヒンジを備えた2in1 PCである。Intel Atomプロセッサーを搭載し、OSはWindows 10がインストールされている。
中華タブレット業界では有名な「ONDA」であるが、今回は少しひねくれてノートパソコンを購入してみた。手元に届き2週間ほど経ったので実使用で感じた使い勝手などをレビューしていきたい。

 

360度回転ヒンジにより様々な形態での取り回しが可能

 

oBOOK 11は一見すると、家電量販店でよく見るネットブックだったりとか、ちょっとしたノートパソコンに見える。だがしかし、360度ヒンジの採用により逆側へと折りたたむことができる。これによりタブレットとして活用することもできる。勿論ディスプレイはタッチ操作可能だ。この端末だけでノートパソコンとタブレットの運用ができるため、これは2in1 PCであると言えよう。

名称未設定

通常のノートPCとして利用する「ラップトップモード」と、液晶を360度回転させ逆側に閉じる状態の「タブレットモード」以外に、液晶を反対側まで回転させて、山形の状態でヒンジを上にして置く「テントモード」や液晶を反対側まで回転させてキーボード面を下にして置く「スタンドモード」での利用ができる。使い勝手はかなりいい。意外にも、どの形態もそれぞれ利点があり中々便利。
電源ボタンの下にキーボード及びマウスパッド無効化スイッチがあり、これをオンにすると画面のタッチ操作のみ受け付ける状態になる。タブレットモード時などにおいてキーボード等の誤操作を防ぐ事ができる。

また、11.6インチのディスプレイを搭載し、筐体サイズは288×195×16mm(幅×奥行き×高さ)と小柄である。重さは1190gと軽く、携帯性に優れている。

~その他詳細スペック~

OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom X5-Z8300 (4-core 最大1.84GHz)
RAM: 2GB/4GB PC3L-12800 (DDR3L 1600MHz)
ストレージ: 32GB/64GB eMMC
ディスプレイ: 11.6インチIPS(1,920 × 1,080)
カメラ: インカメラ (2MP)
バッテリー:  30Wh
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力:  MiniHDMI、USB 2.0×1、USB 3.0×1、microSD、イヤホン端子

各部寸法と名称

各部寸法と名称

 

 

1300元と低価格ながら納得の仕上がり

 

oBOOK 11の良いところはなんといっても破格の安さ。この1300元 (約23,000円)という値段で、まともに使えるパソコンを作ってしまう中国の企業努力には驚かされる。

正直外見の質感は、オールプラスチックな事によりお世辞にも良いとは言えない。だが、剛性は必要十分に確保してあり、中華タブレットでありがちな、手で力を入れると曲がる、軋むという事は無い。軽さと剛性を問題なく両立させている設計には、好感を覚える。

キーボードの打感もあまり気持ちのいいものではない。だが、キー毎に隙間を開けてミスタイプを防ぐアイソレーション仕様の採用、キーピッチや浅すぎない押下(ストローク)、キータッチ(荷重)の軽さなど、文章を書いていてストレスを感じることはない。また、英字配列であることに慣れる必要があったが、小一時間ほどで慣れることができた。

マウスパッドには少し悩まされた。結局慣れれば自由自在に扱えるのだが、このコツを掴むのに1週間ほど時間がかかった。一本指でマウスを操作、クリックの操作をする時は何ら問題は無いのだが、二本指、三本指操作の検出に難がある。とても判定が渋い。二本指でページスクロールの操作をしているのにもかかわらず右クリック操作と検出。三本指でホイールクリックの操作をしているのに、また右クリックメニューがしゃしゃり出てくる。「違うんだよ、今はお呼びじゃないんですよ」と何度つぶやいた事か。だが今となってはそんな癖も上手く扱えるようになり、こちら側が操作に癖を付ければ9割は正しく受け付けてくれるようになった。

液晶はFHDで、高精細であり表示は悪く無い。だが輝度を最低にすると、稀にバックライトが点滅する現象が起きる。たまたまハズレロットを掴んでしまったのだろう。でも低輝度だけでの現象なので、さほど問題ではない。

バッテリーは輝度25%でインターネットを見ているだけなら5~6時間ほど持ってくれる。公称では連続バッテリー駆動7時間であるが、常に公称に達するメーカーを探す方が難しい事や、そもそも公称値からかけ離れた値でないことを考えると、中々健闘していると思える。

実際の性能や基本的なベンチマークであるが、内部構成が比較的巷にあふれているので、他サイトの測定を参考にしていただきたい。「X5-Z8300 性能」と調べていただければ山程出てくるだろう。
ただし製品固有値である内部ストレージのベンチマークは需要があると思うのでそれは掲載しよう。

内部ストレージ eMMCのベンチマーク 

内部ストレージ eMMCのベンチマーク。HDDよりかはいくらか高速かな?

 

さてこのoBOOK 11であるが、一つだけ耐え難い欠点がある。それは、「排熱問題」である。
普段、バッテリー駆動している時は特別問題は無いのだが、充電しながら使用している時の性能低下が著しい。充電時は少しインターネットを見るだけで熱暴走防止の為の保護機能が働いてしまう。この保護機能は、性能を落とすことにより熱の発生を減らす仕組みでできている。結果性能がガクリと落ち、非常に操作感が、特にレスポンスが酷く悪くなる。
PCの裏側を触ってみると、熱を持つ部分が1箇所しか無いことに気付く。つまりこれは、発熱の大きいバッテリーへの充電機構とCPUが基板上のすぐ近くに実装されていることを意味する。正直これは、設計段階からの難があるんじゃないかと考えられる。正直ただ位置を離すだけなので、そんな設計時の工夫が要るものではないと思う。だが、「安物なんだ、利率の低い商品なんだ、設計に気を回しきれなかったのだろう。仕方がない。」と自分に言い聞かせている。

 

値段と比べれば最高の体験を得れる。

 

正直oBOOK 11であるが、個人的に許容範囲なだけで、その線引は人によって違う。特別お金に困る状況でもなければ一流メーカー品を買うべきである。勿論、これをメインPCとして運用する計画を立てるだなんて、そんなことはもってのほかだろう。それにハズレロットなんて言ったが、実はこれが当たりロットで、もっと酷い品が流通しているのかもしれない。そもそも、このPCにたどり着く前に別メーカーの格安PCを一度購入しており、これが初期不良で速攻返品手続きをした経験が、実は筆者にもある。元来そのようなリスクをはらむ製品である事を知って頂きたい。

それでも、先に相当な酷評を書いたが、値段を考えればこの程度の事は我慢して然るべきだ。総合的に考えたうえで、筆者はこのパソコンをいたく気に入っている。
必要最低限の性能、精細感のある液晶、問題ない操作感、執筆にもってこいのサイズ感、2in1デバイスである使い勝手等々、良いところは沢山ある。それを1300元で提供してくださるのだから、これはとても有り難き事である。

既にメインPCがあり、サブのおもちゃPCが欲しいと思い、最悪返品手続きになってもいいやと思えるのであれば、このoBOOK 11は悪くない選択肢として上がってくる。ご購入の際にはそれ相応、相当の覚悟を持って頂きたい。

人と違う選択肢を選び、茨の道を歩む決意を持ったその時、初めてこのパソコンは有益なものとなるであろう。

         

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